入院時には、退院すればその日から元通りの体調に戻るものだと思っていた。退院が近づいている日々などには、もう体は健康そのものでなんの憂いもなく、iPodで好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、病院内を探検したり、楽勝ムードの夢のような日々が待っているのだと思っていた。しかし、待っていたのは退屈な病院の日々だった。
ベッドが足りなくなってきたので、悪いけど退院して、後は自宅で自分で手当をしてくれといわれ、知らされていた予定日より早く退院した。しかし、その後元通りの体にはなかなか戻らない。手術によって体が受けたダメージからはまだ回復せず、傷口はまだふさがらない。痛みも依然として消えない。体のどこかに痛みがあると、気分もぱっとしない。したがってこのブログもあまり気乗りがしない。
意外な日々が待っていた。