世の中には広い知識を持つ人と深い知識を持つ人とがいる。他人のブログなどを眺めていてもテーマを絞って深く追求していく姿勢の人もいれば、なんの定見もなく行き当たりばったりでその日の出来事などを書く人もいるから、ふたつのタイプがあることは明らかだろう。どちらにもそれなりの存在理由があるだろう。
さて、広い知識と深い知識とではどちらが優れているのだろうか。そして、僕の場合はそのどちらなのだろうときょうは考えた。どうも僕の場合は「広い」ほうの部類に入るのではないかと思えた。そして、「広い」ということはそもそも中途半端な知識でしかないのではないかということに気づいたのだ。例が適切かどうか疑問が残るが、たとえば新宿の広いエリアでいろいろな店を知っている人よりも、ゴールデン街の隅々まで知っている人のほうに、僕は軍配を上げたい。
中途半端な知識ほどいい加減なものはないのではないか。さらにその中途半端な知識から行動が生じることはないのではないかと思い、きょうは反省したのだった。
行動に及ぶことがない知識は空しい。この思いには多分に最近の「チベット問題」が尾を引いている。