少し面白いことでもしてみようと思い、5冊の本を同時に交互に読むのはどうだろうと思って読み始めた。
『日本浄土』藤原新也
『武士道』新渡戸稲造、矢内原忠雄訳
『ダメな女』村上龍
『東京の情景』池波正太郎
『論語』加地伸行全訳注
1日中読んでいるわけにもいかないが、まとまりのある分量を読んで次の本に移る。区切りのいいところでまた次の本に移る。時間が意外に速く過ぎていく感じがする。頭が混乱するかなと思っていたが、そんなことはない。むしろ気分が変わってどの本もそれなりに面白い。辞書には「併読」という言葉があるから、結構このような読書法はあるようだ。おすすめできそうだ。この5冊を読んだら、次は10冊ぐらいの併読にチャレンジしてみたいとも思う。
考えてみれば、子供のころ、学校では数学や国語、社会、音楽、理科などと1日でいろいろな教科の授業があったから、子供のころからこのようにいろいろなことを並行して行うことには慣れていたんだなと、昔を思い出した。