株価が大暴落し、同時に急激な円高が進行して経済が混乱している。そんな時代の変調を感じさせるこのごろだが、きょうの日経新聞の次の小さな記事が目に飛び込んできた。
「朝日新聞が赤字・9月中間」。中間連結決算で営業損益も最終損益も赤字になったという。販売部数の減少や広告収入の落ち込みなどが原因らしい。僕は朝日新聞の経営者でも社員でもないし、購読者でもないから、別に関係はないのだが、その記事から、これはひとつの時代の終焉あるいはこれまでの世界の終わりのはじまりではないかとふと感じた。また、いかにも良識派の代表のように振る舞ってきた朝日新聞の限界が露呈してきたと言うことかもしれないとも感じた。
経済の混乱も朝日新聞の赤字も、経済も世界もコントロールできるという人間のおごりをあざ笑うかのような出来事のように見える。人類の歴史の中で最悪のシナリオのプロローグとならなければいいのだが・・・。今夜は悪い夢を見そうだ。