昨年末にDVDで観たテレビドラマの『SEX and the CITY』はおもしろかった。かなりのボリュームだったが、すっかりはまった。先日、その映画版『SEX and the CITY』をDVDで観た。テレビドラマから5年が過ぎた時代設定となっているようで、4人の女性たちの5年後の波瀾万丈のエピソードがくり広げられ、最後は主人公のキャリーが無事結婚に至ったところで終わる。めでたし、めでたし。
この映画を見終わって、なぜか「おとぎ話」という言葉が思い浮かんだ。
ところで、おとぎ話とは何だろう。知っているようでも、定義しろと言われるとできない。そこで『新明解国語辞典』を見たら、「子どもに聞かせる昔話や、動植物が人間と会話をして一緒に行動する空想的な話など。(もと、退屈しのぎに人に聞かせる話)」とある。ぴんとこない。分かったようで分からない。『広辞苑』を見ると、もっと分からない。
この映画は子どもに話して聞かせるような内容ではないから、どうも「おとぎ話」という言葉を思い浮かばせた僕の脳は正確な意味を検索をしなかったのではないかと思えてならない。