
ポータル東京の取材をかねて隅田川沿いに歩いた。柳橋からスタートして両国橋を渡って墨田区へ。蔵前橋を渡って台東区へ。厩橋を渡って墨田区へ。そのまま北上すると吾妻橋一丁目ではあのアサヒビールのオブジェが見えてきた。このオブジェは吾妻橋から見る姿が一般的だが、吾妻橋一丁目の浅草通りから見ると、「なんだあれは」という風景だった。見る場所が変わると印象も変わるということが分かった。この場所から初めてあのオブジェを見たら、「?、?」だろう。
銀座・赤坂・六本木などは東京の代表的な風景に思いがちだが、隅田川沿いを歩くと僕は思わず「東京だ!」と思ってしまった。江戸時代の面影は全く残ってはいないが、細い路地には植木鉢が並び、紫陽花がちょうど花盛りだった。江戸の余韻があちこちに感じられて、楽しい「東京散歩」となった。
この後、吾妻橋を渡って台東区へ。次に言問橋を渡って墨田区へ。台東区と墨田区を行ったり来たりしながら北上し、最後は桜橋のところでくたびれたので終わりにした。江戸の余韻を楽しんだが、3万歩歩いたに過ぎない。江戸時代の人々から、虚弱さを笑われそうだな。