海外旅行の回数が70回を超えた。今まで行ったことがないところへ行ってみようという旅から、これまで行った中でよかったところにもう一回行ってみようという旅が多くなった。そして、近いところはいつでも行けるから、もっと年をとってからにしようと思っていた国々に行ってみようと思い始めた。年をとってきた。
というわけで、今年の9月にはスペインへ行くことにした。スペインはこれで5回目の旅となる。国際運転免許証を更新してまたスペインの大地を走ろう。制限速度90kmの一般道路を約100kmで走る気持ちのよさは、スペイン・ポルトガルでしか味わえない。どこまでも続くオリーブの木々の畑、ひまわり畑、空が広い大地、思っただけでも清々した気分になる。バルの小皿料理も楽しみだ。
12月には年をとってから行こうととっておいた台湾へ行くことにした。台湾は小籠包をはじめ食の楽しみが多い。しかし、驚くことに、スペインも台湾もいいホテルはすでに満室のところも多い。昔はこんなことはなかった。
航空券もホテルも、若い人たちと話すと「もう遅いですよ」ということだ。「安いチケットはもっと早く予約しないとだめですよ」。「いいホテルは1年ぐらい前からいっぱいになるのは当たり前ですよ」。時代が変わったと認識を改めた。