一足早く夏休みをとって出かけることにした旅の出発日が近づいてきた。そこで,旅先で読む本を準備しようと書店で文庫本を眺めたが,読みたい本がなかなか見つからない。どうしても新書のほうがおもしろそうな本が多いので数冊買い込み,少年少女向けの夏休みのコーナーがあったので,ふと足を向けてみた。子どもの頃に読んだ『十五少年漂流記』が目に留まって,買った。
関連して思い当たることがあった。最近の旅行はまだ行ったことがないところへ行ってみようというより,前に行ったことがあるいいところへまた行ってみようということの方が多くなった。ちょうど,この本を買ったのと同じだ。
プールサイドでこの本を読んだらどんな気分になるだろうと,考えるだけでもわくわくした気分になる。