KY集団というものがいるのだそうだ。合コンなどの後、店の入り口に群れてたむろして壁を作り、ほかの人々の邪魔をする集団で、この集団はその後道を歩くときには横いっぱいに広がって壁を作り、通行人の邪魔をするのだそうだ。さらに電車に乗れば、ドアの付近に固まって壁を作って乗り降りする乗客の邪魔をする・・・。確かにこのような集団を見かける。なぜ群れるのだろう。何か理由があるからだろう。
最近世の中を騒がせた秋葉原の通り魔事件の犯人は、実社会では孤独、ネットの社会でも孤独と感じていたことが明らかになってきた。この「孤独」とKY集団の「群れる」こととは裏腹の関係にあるような気がしてきた。
秋葉原の男のように孤独だから、彼らは群れるのではないのか。群れることでしか自分の存在を感じられないのではないのか。そもそも他人のことなど眼中にないのではないのか。