我が家では市販の冷凍食品を食べることはほとんどない。したがって毒入り餃子の問題などはまったく関係がない。餃子が夕食のメニューに登場する場合、餃子の皮にひとつひとつ具を包んでいく作業は僕の担当だ(このパートしか担当しないというのは、奥ゆかしいではないか?)。この作業が嫌いではない。iPodをオーディオシステムにつないで、好きな音楽を聴きながら餃子を作る作業は、むしろ好きな時間の流れと言ってもいい。たぶん、その時間は音楽を聴きながら手を動かして無心の状態でいられることがいいのだろうと思う。
さらに、24個の餃子がきれいにできあがると、家人からは「プロ級ね」とお世辞を言われるのがまんざらではないのも、その時間の流れを気に入っている理由のひとつかもしれない。
きょうの餃子もきれいにできた。家人が作る具の味加減や焼き加減にももちろん満足。紹興酒があればもっとよかった。